センターについて
館長から
20年程前、旅行の途中で霧多布湿原に出逢ったとき、「おそらくここは北海道で最も美しいところ」だと思いました。
湿原の際に人々の暮らしがある。「窓を開ければ花畑」という距離に湿原がありながら、それでいてむやみに湿原が壊されていない。 霧多布湿原の景観に和やかさを感じたのは、人と自然のそんな関りを感じたからかもしれません。
平成5年、霧多布湿原センターがオープンしました。そのときに訪れた海外からの研究者たちは、花におおわれた湿原の中、タンチョウが雛を連れて歩く姿を間近に見て、「人と湿原がこれだけ近い位置にありながら、そのままの野生やこのような美しい自然の湿原景観が残されているのは奇跡のようなものだ」と感嘆の声を上げました。
この湿原の美しさを前にコーヒーを味わいながら、ゆっくりとくつろぎのひとときを過ごしていただきたいと思っています。
センター概要
浜中町は漁業と酪農の町です。そのため自然環境は、町の産業や生活にとって大切な基盤となっています。
平成5年5月1日(1993年)、霧多布湿原を見下ろす高台に霧多布湿原センターが建てられました。これは自然公園などにあるビジターセンターとしての役割をもたせたものです。霧多布湿原センター建設は、「こどもたちや地域の人々に、霧多布湿原や身近な自然環境を大切にする気持ちを育てていきたい。それが結局この町の産業や将来の発展につながる」という、当時の渡部和雄町長の強い思いの中で進められました。
2005年4月より霧多布湿原トラストが指定管理者として運営しています。
館内案内
霧多布湿原の魅力と情報を発信!
霧多布湿原センターは湿原の仕組みを解説する展示や湿原を楽しむための情報を提供しています。おすすめの観光スポット、季節の花、スタッフおすすめの見どころをご案内します。
展望ホール
湿原を眺めながらゆったりと
2階展望ホールでは、広大な湿原を一望できます。コーヒーを飲みながらくつろぎのひとときを・・・。
コーヒーショップ
霧多布の旬を味わう
霧多布湿原のある浜中町は、漁業と酪農が盛んな町。コーヒーショップでは、前浜でとれたホッキ貝やシマエビのカレーなど季節ごとの食べ物を味わうことができます。
ミュージアムショップ
きりたっぷ オリジナル商品
浜中町は天然昆布の水揚げ日本一。昆布を加工した商品や地元の方の作った陶芸・クラフトなど、オリジナルの商品を販売しています。
見て、触って、遊べる展示
バードカービング
館内には霧多布湿原で見られる鳥45種類のバードカービングがあります。タンチョウ・シマフクロウ・オオワシの大型カービングは国内でもここだけ。今年新たに2種類のバット(コウモリ)カービングが仲間入り。ぜひ触ってみて!
制作:北尾 久美子(スタジオ・ゼロ)
漁師さんの木のおもちゃ
浜中町の漁師さんが作った、優しい木のおもちゃたちが勢ぞろい。小さなものから乗って遊べるおもちゃまで。おもちゃの1つ1つは、漁師さんが自分の子どもように心をこめて作ったもの。「壊すまで遊んでほしい。」 作り手の願いです。
制作:杉澤 好紀(浜中町琵琶瀬)
津波の地層展示
過去4000年間に北海道東部太平洋沿岸域を繰り返し襲った、巨大地震津波の痕跡を記録するものです。標本は、霧多布湿原の地下(MGロード沿い)から発見・採集されました。
標本作成:七山 太(産業技術総合研究所)
協 力 :添田 雄二(北海道開拓記念館)
コクワづるのアーチ
展望ラウンジや図書コーナーへ続く階段の上り口には、ヤマブドウとコクワのつるで作った巨大アーチがあります。ここを通ると良いことがある!?このアーチは地元のフラワーアレンジメント作家の作品です。その他にも、地元の主婦の方が作ったパッチワークなど、地域の人の作品が展示されています。
制作:福沢 智子(浜中町茶内)